目指せサラリーマンオーナー!新人が不動産投資で稼げるのかプランニングしてみた(1)
不動産投資はリスクが大きい?他の投資との違いは?
はじめまして。私は2018年に不動産会社に業界未経験で転職したウエノと申します。専門はWEB関連で、コンサルティングなども含めて仕事をしてきました。いわゆる「パソコンに強い人」と呼ばれる者です。仕事としては得意分野を中心に幅広く携わっており、様々な部署と関わる事で不動産投資による賃貸経営に興味を持ち、まずはサラリーマン目線で不動産投資について実際に自分で調べて検討してみる事にしました。
「不動産会社に騙されたという話を聞いたことがある。」
「一般人が儲けられるわけがない。」
「投資ってリスクが・・・」
そんな印象や考えが不動産業に携わる前まではありましたが、オーナーさんが存在するということは事業として成り立っている証拠です。つまり、知識を身につければある程度は成功する確率も上がるということです。そして、「知識」と同じく大事なことは「経験」です。この経験の部分は、不動産会社や建物調査会社などの経験豊富な専門家の方々と組む事でかなり補えます。
幸いにも私は不動産会社に勤めているため、この「経験」の部分は頼れる仲間がいます。もし、不動産投資を始めようとしている方がいらっしゃれば、この「経験」の部分で信頼できる仲間を作っておくことは最初の一歩から躓いてしまうリスクを抑える効果が期待できるので、まずは気軽な相談から不動産会社を頼ってみてください。
不動産投資はミドルリスク、ミドルリターン
「投資をして資産を増やしたい」そんな考えがあなたの中でもよぎったことがあるはず。しかし、そこで「いや待て、損をする可能性だってあるじゃないか」とリスクについてもすぐに考えが及んだかと思います。
投資に対して何割の利益が得られるかを『利回り』といいますが、この利回りがどのくらい想定通りに得られるのか、コントロールできるのかというところが、投資リスクの観点です。
株式投資 | FX(為替) | 先物取引 | 投資信託 | 上場投資信託 | 債券 | 不動産投資 | |
リスク | 大 | 大 | 大 | 小 | 小 | 小 | 中 |
期待できる利回りの安定性 | × | × | × | ○ | ◎ | ◎ | ◎ |
上記の表はリスクと期待できる利回りの安定性をまとめた表です。期待できる利回りの安定性とは、価値の変動が大きく、FXや株式投資、先物取引などは1日にして破産してしまうリスクがありますが、投資信託はプロに運用を任せるという点から、全社に比べてリスクが低いと評価しています。しかし、信託系は手数料が高いので、得られる利益はその分減ってしまいます。債権は安定して少額の収入を得る事ができると定評があります。
不動産投資は買い手が見つからない限り、現金化が難しいデメリットはありますが、利回りは入居率などの計算をもとにある程度収益の見込みが見える点が特徴として挙げられます。(不動産以外の投資に関しては、専門の企業やWebサイトをご覧ください。)
つまり、リスクをできるだけ負わず、できるだけ利益を出したいと考えたときに不動産投資は有効な手段のひとつと考えることができます。
不動産投資のメリットとデメリット
私が調べた結果、不動産投資には下記の様なメリットとデメリットがある事がわかりました。まだ、見つけられていないものもあるかも知れません。
<メリット>
・銀行からの借り入れができるため、自己資金よりも大きな資産を取得できます。
・ローンの支払いが完了すると月々の現金収入が増えます。
・物件の管理を管理会社に委託する場合、労力が掛かりません。
・生命保険の代わりになる。(ローンを組む場合は団体信用生命保険への加入が義務付けられています)
・様々な影響で建物の価値が上がる場合がある。(インフレ対策)
・物件評価価値の減少が基本的に緩やかなので、損切しやすい。
<デメリット>
・変動金利での借り入れがある場合は金利上昇のリスクがある。
・物件評価価値が減少するリスクがある。
・売りたいと思った時に買い手が見つからずにすぐに売却できないことがある。
・空室が増加し、マイナス収支になることがある。
・災害で所有不動産に被害が発生する可能性がある。
・入居者が問題を起こすことで物件の評価価値が下がる場合がある。
デメリットを読んでみて「やっぱり難しいなー」と思われましたか?
でも、起こりうるリスクを予見できていれば、対応策を事前に考えられますよね。災害に関するリスクに対しては火災保険や地震保険など各種保険商品が充実していますし、金利も含め様々な経費項目が他の投資に比べて多く、どのデメリットに関しても事前に立てられる対処策があります。
ビジネスマンに人気の孫子の兵法にはこうあります。
彼(か)を知り己(おのれ)を知れば、百戦して殆(あや)うからず
情報を収集・分析して相手(不動産)を知り、自分の状況(資金状態や収支計画)を知らないと、有効な戦略を立てて成功する事はできない。
という古代中国の格言です。
今回のまとめ
今回は投資にはどの様な種類があり、リスクと期待できる利回りの安定性を見比べて不動産投資と他の投資の特徴についてまとめました。次に不動産投資のメリットデメリットについてまとめ、目を背けがちなデメリットの部分に対して対策を考えて不動産投資のプランを計画して行きましょうという内容でした。
不動産についてもっと知り、自分にあった不動産投資のプランを作るために、次回のブログもお読みください。